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イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑱ウエストエンドでミュージカル「マンマ・ミーア」観劇(土曜マチネ編)

昨年の1月から2月にかけて行ったイギリス旅行を振り返ります。

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Novello Theatreでミュージカル「マンマ・ミーア」を観劇(土曜マチネ)

観劇の時間が近づいてきたので劇場へ戻ります。

さっきと違って人がたくさん。

左の方向に入場列ができているので最後尾に並びます。

荷物チェックの列なので、もう一度カバンをチェックしてもらって劇場の中へ。

ここで係の人にチケットを見せると、自分の席に近い扉を案内してくれます。

劇場の中は…

こんな雰囲気です。豪華な内装にときめき度アップ。

緞帳はギリシアの海のイメージでしょうか。

ドレスアップしてる人もいるけど、カジュアルな服で行ってもまったく問題ないです。

Jの18番の席を探して座ってみると…

おお~!!ステージがめちゃめちゃ近い!!

4年前も1階席前方のセンターで観劇したけど、その時はたしか平日のマチネだった。

けっこう客席がガラガラだったから安かったのかなーと思ったけど、この日はほぼ満席!!

さすが週末。満席でこの席、この値段なら文句なしです。

劇場ではプログラムやアイス(だいたいハーゲンダッツ)などが売ってます。

途中休憩がありますが、トイレなども行っておくといいかも。幕間は結構混みます。

私はプログラム買う勢なので、今回も購入!

プログラムは二種類あります。

大きい方はミュージカル「マンマ・ミーア」全体についてのプログラム。

小さい方はこのロンドン公演のプログラムなので、キャストの情報などはこちらに載っています。

二冊ゲットしてほくほく。

金額は忘れましたが、たぶん10ポンド前後だと思います。

食費を節約しても、この10ポンドは我慢したくなかったので、この一人旅は食事質素め、舞台多めです。

大きな劇場ならどの劇場にもたいていショップやバーなどがあると思うので、そちらで過ごすのもいいと思います。

私は真ん中の方の席だったので少し早めに着席。

真上を見上げると天井はこんな感じ。

あ~期待が高まる!

この待っている時間も好き。

前に大きめな人が座らないことを願いつつ待ちます。

…大きめな人じゃなかった!よかった!

ほぼ満員のお客さんの中、舞台が始まります!!

何度観ても魅せられる舞台「マンマ・ミーア」の魅力

舞台はギリシャの小さな島。

島でホテルを経営するドナは、女手一つで20歳になる娘ソフィを育て上げた。

結婚式を控えたソフィはまだ見ぬ父親とバージンロードを歩きたいと願い、こっそり母親の日記を読む。そこには三人の父親候補との出来事が綴られていた。ソフィは誰にも内緒で「自分の父親かもしれない」三人の人物、サム、ハリー、ビルに結婚式の招待状を送る。

あらすじだけを見てもなんだこれは!と思うはちゃめちゃな設定だけど、とにかく最初から最後まで面白いと思えるエンターテインメント作品。

全編にわたって使われるABBAの音楽がまた最高。

実は、このミュージカルを見始めるといつも、序盤がどたばた展開なこともあって、あー良くも悪くもこういうちょっとcheesyなミュージカルだったなあ…と思うのですが、話が進んでいくにつれて、いやいやcheesyなんでとんでもない!最高の最高!と思う心の動きを毎回繰り返してます。

この作品、20歳のソフィの結婚式をめぐるドタバタ劇ではあるんだけど、話の中心になるのはその親世代。

中年男女の恋愛が主役になるのが幅広い観客をひきつける要因だと思うけど、20~30代に見える役者とかを使わないで、ちゃんと中年に見える中年の役者が演じているのがいい。

登場人物の誰もが愛すべきキャラクターだけど、特に観客がいつもその登場に沸くのが、ドナの友人の一人で結婚・離婚を繰り返す恋多き女ターニャ。

この日も登場シーンから客席から割れんばかりの拍手!!

私もターニャが大好きなので、にやにやしてしまった。

自分に正直に生きる肉食系の女性を嫌いな女性はいないんじゃないかなっていうくらい、女性の観客からの受けがいいターニャ。

ターニャみたいな欲しいものは自分の力で奪い取る(しかも欲しがっていることを隠さない)タイプの自立した女って同性に最高に人気があると思うのだけど、そういう人を女の敵みたいにして描いている作品もけっこうあるなあ…。

「マンマ・ミーア」は脚本やディレクターが女性の制作チームだからか、そのあたりモヤモヤすることがなくて気持ちがいい。

ターニャの役者さんはだいたいほっそりしてて背が高い人が演じると思うけど、この日のターニャはグラマラスでかなりセクシーだった。

プログラムを見たけど違う役者さんだったので、3人いるアンダースタディーの1人が演じていた模様。誰が演じてたのか今となってはわからないのでそれだけが悔やまれる。コメディーのセンスもばっちりの最高のターニャでした。

ソフィの父親候補の三人もまた愛すべきキャラクターなんだけど、その中でも一番のお気に入りはいい人オーラが隠し切れないハリー。映画ではコリン・ファースが演じている。

ハリーってちょっと変わり者なんだけど、行動や言葉に優しさがにじみでているので、急に昔の恋人が三人も押しかけてきて大混乱のドナも思わず笑みをもらしてしまうような愛すべき存在なんですよみなさん。

観客も思わずにっこりしてしまうほっこり担当ハリーくんです(見た目はちゃんとおじさん)。

ソフィの役者さんのはじけるような若さと伸びやかで美しい歌声も素敵。

あと、この舞台で好きなのがソフィの友人役の女性たちのキャスティング。

メインの2人以外にも全部で10人くらいキャストがいると思うんだけど、その役者の女の子たちが全員モデル体型とかではなくて、リアルな体型の人もちゃんといるところがいい。

しかもそれが決してぽっちゃりキャラとしているわけではない。(←ここ超大事)

太っているわけではないけど、普通に身近にいそうな体型の役者さんが何人かいるので、ソフィの友人たちとしてのリアリティもあるし、みんな筋肉があって踊りが抜群に上手いので迫力もある。顔立ちはさすが役者さんで美しいのだけど、全員が判で押したような体型じゃなくてそれぞれの良さがあるところがとてもいいと思う。これは男性陣のキャスト(スカイの友人たち)にも言えることかも。

もしかしたら「マンマ・ミーア」だけがそうなんじゃなくて、イギリスの舞台全体がそうなのかもしれないけど、そのあたりいつもいいなあ、と思って観ています。

それからいつもぐっとくるのは、ドナとソフィの母娘二人のシーン。

家族で来ているお客さんも多かったけど、母と娘で一緒に観るにもピッタリのミュージカルだと思います。

 

さあ……いよいよです…

舞台「マンマ・ミーア」が最高潮に盛り上がるのは…

カーテンコール!!

カーテンコールで観客が総立ち(文字通り)の中、役者さんたちと一緒にダンシング・クイーンなどABBAの歌を歌い踊り大ハッスルタイムが始まります…!

私はこの舞台はロンドンでしか観たことがないけど、日本でもこんなに盛り上がるんだろかというくらい毎回大盛り上がり。

舞台の高揚感が最高潮の中、始まったハッスルタイムでみんなが笑顔!

最高の舞台!最高の音楽!フー!!

あー!楽しかった!という言葉が素直に出てくるミュージカルです。

1人だったのでその言葉は心にしまっておこうと思ったら、隣の席のおばちゃんに「あなた、このミュージカル好き?楽しかった?」と聞かれて「とっても!」と答えることができました。(ちなみにおばちゃんは、私はだーい好き!と言ってました)

楽しかった!また観たい!と幸せな気持ちいっぱいで劇場を出ました。

ライトアップされた劇場がきれい。

すっかり夜になって……と思いましたか?

でも、思い出してください。私は3時開始のマチネを観たんです。

そう、この暗さでまだ夕方の5時台。

おそるべき1月のロンドン。でも寝るにはまだ早いですよね?

さあ、夜のコヴェント・ガーデン散歩に向かいましょう。