昨年の1月から2月にかけて行ったイギリス旅行を振り返ります。
イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑭曇天のロンドン二日目~地下鉄を乗り継いでノッティング・ヒルへ
イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑮ノッティング・ヒル・ゲート駅からポートベロー・マーケットへ こちらからの続きです。
ノッティング・ヒルのポートベロー・マーケットを歩く
ポートベロー・マーケットにたどり着いて、すぐに目を引く建物がこちらのお店。
映画『パディントン』シリーズでもおなじみの骨董屋さん、ALICE’Sです。
“SINCE 1887″と書いてありますね。130年以上(!)続くお店のようです。
ご覧の通り、混雑した通りの中でも観光客が多い一角でした。
こういう時は負けじと近寄ってみましょう。
4年前に来た時に一通り写真は撮ったのに、この日も外観とディスプレイのかわいさに気がついたら写真を撮っていた・・・。
店内は撮影禁止です
お店の外のディスプレイもかわいい。
今さらですが、雨のノッティング・ヒルの旅行記ってシュールですね。
こんなノッティング・ヒルもあると思ってお楽しみください。
こういうディスプレイを見ながら歩くだけでも楽しい。
この日はマーケットを歩いて見て回ることが目的で来てますが、掘り出し物の骨董品の購入が目的の人は朝一に来ることをおすすめします。
ちなみにこの時はもうお昼の12時ごろ。だいぶのんびりしてます。
アンティークの銀食器やアクセサリーのお店もたくさん。
好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
ヴィクトリア朝時代のものもふつうに紛れていそうでしたが、今回はなにせ予算がないので、見るだけにとどめておきました。
おそるおそる中へ入ってみると・・・興味深い世界が広がっています。
思い切って探索してみると、掘り出し物が見つかるかもしれません。
確かこれは、時計屋さんの前に飾られていたからくり時計だったかな?
思わず見入っちゃいます。
最推し作家ディケンズの本を発見
さてだいぶ歩いて行くと・・・
若者たちが歌のパフォーマンス中。
学生のグループかな?寒い中、歌声を響かせていました。
かなりのお客さんが立ち止まって聞いていました。
さらに進んでいくと・・・
また楽しい露店がたくさん立ち並んでいます。
そんな中、やっぱり目を引かれるのが・・・
本を扱う露店です
正直、屋根があるとはいえ、雨ががんがんに本に吹き付けてるのだけれど、そこはご愛敬でしょうか(笑)
ここでは欲しい本が見つからなかったので他のお店をちらちら。
そうして歩いて行くと・・・!
このお店、なんだか面白そう!(ぴーん)
左の本棚の上段にあるのは見てすぐわかるハリー・ポッターなので、古い本は扱ってないかなあと思いながらも見ていると、
え!!
ハリー・ポッターのすぐ下に、年季が入ったディケンズの本がある!!
しかも私の最推し作品の”Our Mutual Friend”の二巻セット・・・!!
おじさんに、おじさんおじさん、これいくらですか?と聞いてみる。
おじさん「うーん、これは10ポンドだね」
二冊合わせて?二冊合わせて?と露店の台越しにせまるオタクのわたし。
うん、そうだよー、と押せ押せなわたしをそつなくさばくおじさん。
本自体は使い古されてきたな・・・いや、年季が入った本ですが、奥付をチェックしても発行年が載っていない。
オタク、ふたたび。
おじさん、おじさん、これいつの本?出版年が載ってないみたいだけど。
おじさん「(ぱらぱら本を見て)うーん、たしかに載ってないね。でもそれは19世紀の本だね」
それは19世紀の本だね(・・・!!)
・・・おじさん、適当だな。
19世紀の本かどうかの保証はまったくないけど、これも出会いだと思い、購入しました。正直、スーツケースの中でかなり重くてかさばったけど、ディケンズの重みと思えば頑張れました。
購入したのがこちらのChapman&Hallの”Our Mutual Friend”全二巻。
本はぼろぼろだけど装丁はなかなか良いです。
実はヴィクトリア朝出版の本という夢を残したままにしておきたいので、帰って来てからもあえて何年出版の本か調べてない・・・。
このブログを機会に調べてみようか。
知りたいような知りたくないような・・・そんな気持ちです。
さて、重い本を持ったままお散歩は続きます。
映画『ノッティング・ヒルの恋人』のモデルとなった本屋さんへ
ディケンズの本を持ってほくほくしたまま、歩いて行くと野菜や果物、様々なフードを扱う露店のエリアにやってきました。
ちなみに本は重いですが、トートバッグを持ち歩いてるので、それに入れると少し楽です。露店のお店の人は袋なしか、またはビニール袋みたいのに入れてくれることがほとんどだと思うけど、それをそのまま持ち歩くのは手がつらすぎるので、エコバッグやトートバッグなど持ち歩くことをおすすめします。
色々な国の料理が立ち並んで美味しそう!!
旅行者はあまり買うことはないかもしれないけど、野菜類も日本ではみかけないものもあって面白かったです。
さて映画館を抜けてさらに歩いて行くと・・・
ここに来るのも三度目。
映画『ノッティング・ヒルの恋人』の本屋さんのモデルとなったお店です!!
いつ来てもテンションが上がる!
ここも観光客でいっぱい。
この時は店の前で写真を撮る列ができていたので、私はそっと遠くから撮って、店内に入りました。
中は、観光客が喜びそうなイギリスやロンドンについての本や本屋のグッズなど、お土産になりそうなものもたくさんあります。
私も小さな本をお土産に購入しました。
さて、さらに本を抱えて歩いて行きます。
まさかの地下鉄トラブル
この時の計画では、このままずっと北に歩いたところにあるLadbroke Grove駅から地下鉄に乗って移動しようと思っていました。
だから、かなり足は疲れたけど、もう少しで地下鉄だーと頑張れていたのです。
しかしこのあと悲劇が待っていました。
駅の方にも色々なお店が出ています。
さあ、もう少しで駅だ。がんばれがんばれ。
そう思っていました。
ところが、駅の様子が何か変。
観光客が次々駅に入って行くのですが、同じ観光客が次々と出てきます。
いやな予感・・・
意を決して入ってみると、ゲートが全部閉じられている・・・!!
ああああああ
いやだああああああ
と、わめくわけにも行かないのでとりあえず外に出ます。
ここで前々回の旅行記を思い出してみましょう。
イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑭曇天のロンドン二日目~地下鉄を乗り継いでノッティング・ヒルへ
そう、ヒントはここにあったんだよ、ワトソンくん・・・
みなさま、この看板を覚えてますでしょうか。
この看板の下のピンク色のハマースミス&シティ・ラインをごらんください。
「ベイカー・ストリートーハマースミス間はこの週末運行しません」
と、書いてありました。
私が乗ろうとしたのはまさにこの区間。。。。
あああああ
わたしのような間違いをしないようにお気をつけください・・・
敗因は久しぶりのロンドンで地下鉄の路線を把握していなかったこと、この駅まで歩くということはポートベロー・マーケットを歩きながら決めたこと、途中スマホで運行状況をチェックしなかったことなどがあげられます・・・
・・・・・・
この近くに同じくらいの距離の駅はない。
(バスはあったかもしれません。疲労とショックと雨で調べる気にならず・・・)
しばしの現実逃避を求めたのか、駅のすぐ近くにあるコーヒーショップに無意識に入っていました。
そこはイートインはできないものすごく小さな、でもすごく雰囲気のいいお店。
ほぼカウンターしかない小さなお店にちょっとファンキーなお姉さんが一人でいて、気づいたらホット・チョコレートを頼んでいました。
レジ前にあったフルーツ・ナッツ・バーを見ていたら、それ、美味しいよーというお姉さんにすすめられて、こちらもお買い上げ。
どっちも美味しかったー。心が回復しました。
カムデン・コーヒー・ハウスというコーヒー屋さん。
チェーン店でいくつか店舗があるようです。
さて、わたしが取った行動は、
ノッティング・ヒル・ゲートまで歩いて戻るというものでした。
この通りをずっと歩いたことがある人はわかると思いますが、けっこう距離あります。
しかもすごい人混み。心をほぼ無にして来た道を戻ったのでした。
といいつつ面白そうな店はすかさず写真に撮る余裕はあり。
まだ時刻は午後1時過ぎ。
次の目的地を決めて向かうことにしました。