ディケンズ

初めて作った同人誌をふりかえる

ブログ1か月チャレンジ22日目です。

本や書類の整理をしていたら、初めて作った同人誌が出てきたので今日は初めての同人誌をふりかえりたいと思います。

私は子供の頃から漫画やゲームが大好きだったけど、同人という文化についてはほとんど知らないまま大人になった(まわりにもそういう世界に詳しい人はいなかったから存在を知らなかった)。

なので同人誌にも一切馴染みがなく、コミケとかもニュースで見たことはあったけど、一体何が行われている催しなのかについては、つい数年前まで未知のままだった。

それが、大学院に入ると、サブカルに精通している人だらけで状況が一変。

私がやりたいこととか、こういうことを発信したいと考えている、みたいなことを言ったときに、「それ同人誌で出しても面白そうですね」と教えてくれる人がちらほらいた。

同人誌ってあまり馴染みがない世界だな、と思って、ふーんと思っていたのだが、その当時私が好きで読んでいた漫画の作者の方が、コミケなどのイベントに参加していて、さらにその題材が小説家や文学についてだったので、こういう方向性だったら私もやってみたいかも…と思うように。

そもそも、その頃の私は、同人誌=ほぼ二次創作だと思っていたので、一次創作や評論などの、しかも作家とか文学とかを題材にした同人誌を書いている人がけっこういるのだということに衝撃を受けた。

それだったら、正直アプローチが違うだけで、自分の専門の研究とも関係してくるし、そこで学んだ知識も生かせるな…と思っていたら、自分の研究領域の分野で同人誌を発表している研究者や大学院生も多くいることを知って、なるほど…と思った。

このブログの方向性とも重なるが、論文には書けないけど発信したい、専門領域ではないけど発信したい、ただ好きって言いたいといったことを、アカデミックの世界では接することがない人たちにも、ディケンズやヴィクトリア朝文学の面白さを伝えられるチャンスでは…!とがぜんやる気に。

そう、最初に出した同人誌の題材はもちろんディケンズです。

ところで私が出したいような本は歴史ジャンルというのだと知った(違かったらすみません)。
コミケが一番いいのでは、というアドバイスも受けたが、色々と初心者だったので、まずは自分で調べた中で一番参加しやすそうだったコミティアに参加してみることに。

初めてのイベント話はまた別の機会にするとして、私が初めて出した同人誌がこれだ…!!

“Dickens’ Book Episode 0(ゼロ)”というディケンズのエピソード本です!

研究者なら知っているけれど、一般の人にはあまり知られていない、ディケンズという作家の知られざる一面を紹介した冊子です。

目次を簡単に紹介すると、

  1. ディケンズは美青年?
  2. 役者になりたかったディケンズ
  3. ディケンズが好きすぎる男フォースター
  4. アンデルセン、ディケンズ家に滞在
  5. 歩くの大好き
  6. 生涯の秘密
  7. 夢見た家を購入
  8. 公開朗読がしたい!

以上です。

「エピソード0(ゼロ)」というタイトルはこの後エピソード1、2と続けていけたらという意味と、試作版という意味での0、それから当時からドはまりしていた安室透の影響も隠し切れません

実は今のところ、これが最初で最後の同人誌。
あれからイベントにも参加できていませんが、ディケンズのエピソードはいくらでもあるので、バージョンアップしてまたディケンズの同人誌を作りたいものです。

 

同人誌も作ってみたらいいじゃん!という方はいいね(ハート)をお願いします!

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